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広島で教研集会始まる

神奈川新聞2009年02月22日
 
 日教組の「教育研究全国集会」(教研集会)が二十一日、広島市で始まり、分科会では五月からの裁判員制度を意識し、学校現場でも実際の事件を題材に討議するなど法教育の取り組みが報告された。集会は二十三日まで。
 岩手県岩泉町の中学校教諭は三年生二十人が裁判員となる授業を紹介。余命数日の患者側の求めで医師が塩化カリウムを注射、患者を死亡させたとする事件を、生徒が四班に分かれ審理した。担当教諭は「制度への意識を高め、合意形成を図る大切さを学んでほしかった」と話していた。
 昨年は、東京のホテルが契約を破棄し、初めて全体集会が中止となったが、今年は会場使用のトラブルはないという。