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高校神奈川 No.576

2010年02月05日

これでいいのか?全国平均を上回る実態
青年層の平均超過勤務は月50時間

 00年度以降の新採用者(組合員)を対象に神高教が実施した、「青年教職員職場実態調査」の結果がまとまりました。
 昨年10月、各分会1または2名の抽出方式でアンケート調査を依頼し、75人から有効回答を得ました。
 1ヶ月間の平均超勤時間数は、平日・休日合わせて49・9時間にのぼることが明らかになったほか、若手教職員が抱える切実な状況が数多く寄せられました。 

 この調査は、日教組が昨秋実施した全国的な「青年教職員職場実態調査」の一環として行ったものです。
 神奈川の県立高校では、07年度以降の新規採用者が合計640人に達するなど、現場では青年教職員が急速に増加しています。
 今回の調査は、00年度以降採用の組合員を対象としましたが、回答者の7割を07〜09年度採用者が占めており、まさに若手教職員の勤務実態を反映したものといえます。  寄せられた回答からは、グルーブ業務や事務的作業、研修の復命などに追われ、本来最も時間をかけたい授業準備・教材研究がままならなくなっている青年層の姿を読みとれることができます。これと関連して、多忙化の中で生徒と向き合う時間がないこと、経年研修の問題点についての記述も目立ちました。
 また、校内の業務分担における偏りについて記している回答が多かったことも特筆されます。職場で一部の教職員に仕事が集中することの不合理、部活動に関する分担のあり方などは、私たち白身の協力・協働の課題ともいえるものです。
 神高教は今後、青年教職員の勤務実態の具体的な把握をすすめる中で、県当局に対し、超過勤務の具体的な解消策を求めていくとともに、「新たな学校運営組織」に対しては、若手からもきびしい意見・鋭い指摘が出されていることを突きつけていきます。それと同時に、校内での業務分担のあり方を、職場全体で検討していく必要を組合員全体で共有し、「誰もがはたらきやすい職場」をつくるとりくみをすすめましょう。



目立った回答
(複数の記述回答を要約)
○事務的業務などに追われ、授業準備・教材研究の時間がない:20人
○仕事量に偏りがある、一部職員に仕事が集中している:15人
○部活などで土日に休むことができない、休暇がとれない:12人
○校内組織や体制に問題がある:10人
○初任研・経年研などの問題:10人
○多忙で生徒と向き合う時間がない、勤務時間内に仕事が終わらない:9人
○周囲は親切・助けてくれる、充実している:3人

課題の解決策など
(具体的な回答例)
○職員全体のローテーションで休日の部活を見る。
○教員数の増加
○研修の復命書の量を減らす。
○部活を学校から切り離す。10並列の2人担任制にする
○教員に残業制度を。
○マネジメントや広報関係を委託する人を校内に置く

「忙しすぎ。授業・部活等、一番生徒に関わるところに時間を費やすことができない」
「みなさん信じられないくらい親切で、とても嬉しいです」
「ほぼ毎日2時間以上の残業。1時間前の出勤」
「職員会議に議論の時間がほしい。教科・学年など直接関わる職員の意見を言えるようにしてほしい」
「仕事の分業が少なく、偏りがある」
「土日は一日中部活で平日も19時すぎまで残っている。夏季休暇も一日も取ることができなかった」
「仕事のバランスが悪い。多忙である。昼食が食べられないこともしばしば」
「初任研の時間が多く、もっと校内の仕事に割く時間がほしい。学校に出れないため生徒とのコミュニケーションがとりずらく、出勤しても復命に追われるばかりで仕事にならない」