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高校神奈川 No.579

2010年04月23日

高校無償化法成立!

世界の「当たり前」へ向け、大きな一歩

 3月31日、参院本会議で公立高校の実質無償化(授業料の不徴収)を実現する高校無償化法案が、民主・社民・国民の与党三党と公明・共産両党などの賛成多数で可決・成立しました。

 この法案の成立により、公立高校では原則的に授業料は不徴収となり、私立高校生には、世帯の所得に応じて年間約12万〜24万円の就学支援金が学校側に助成されることになります。
 高校進学率が約98%に達する今日、高校の実質無償化は、家庭の状況にかかわらず、高校生が安心して学習できる社会とするための大前提となるものです。
 1966年に国連で採択された「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」(国際人権A規約)でも、中等教育無償化の漸進的導入(第13条)が規定されています。しかしA規約締約160カ国中、日本とマダガスカルのみがこの条項を留保していました。今回、附帯決議(下の囲み記事)によって留保撤回も明確にされました。
 文科省調査によれば、子ども一人あたりの学習費総額は、公立で年額約52万円、私立で約105万円にのぼっており、保護者の経済的負担が軽減されることは間違いありません。

公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関ずる法律案に封ずる附帯決議

 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をずべきである。
一、本法施行後三年を経過した後に見直しを行う場合には、高等学校等にあける教育の充実の状況、義務教育後における多様な教育の機会の確保等に係る施策の実施状況、高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減の状況を勘案しつつ、教育の機会均等を図る観点から検討を加え、必要な措置を講ずるものとすること。
二、、教育の機会均等を図る観点から、奨学金の給付に係る制度の創設その他の低所得者世帯の高等学校等における教育に係る経済的負担の一層の軽減を図るため、必要な支援措置を講じること。
三、略
四、私立高等学校の生徒に関しては、本制度の実施後も、授業料が無償とならない上に、授業料以外の教育費負担も大きいことから、今後より一層教育費負担軽減を図る必要があることにかんがみ、私学助成等の充実を図ること。
五、特定扶養控除の見直しに伴い、現行よりも負担増となる家計については、適切な対応を検討すること。
六、国際人権A規約における中等教育の漸進的無償化条項の留保撤回を行うこと。七、略


新執行部ご挨拶

神高教のネットワーク力を再構築します!

書記次長 馬鳥敦

 私は、神高教は神奈川の高校教育や労働運動のためにはなくてはならない組織であるという強い確信のもと、6年ぶりに本部執行部に復帰することとなりました。
 この間、高浜高校では3年間クラス担任をつとめ、充実しとた毎日を送ることができましたが、格差社会のきびしい現実に直面しました。08年4月には藤沢総合高校に移動しましたが、保護者の失職で翻弄される何人かの生徒と向き合うことになりました。
 また、学校運営組織や賃金制度の激変、生徒との関係のないところがら発生する多忙化などの矛盾に直面し、神高教組織を強化する必要性を実感しました。
 神高教は、60年代に当局から組織分裂攻撃をうけながら、強力なネットワークカによって組織再建を実現した日本の労働運動史上数少ない組織です。
 このネットワーク力を再構築し、職場の組合員の皆様とともに新しい時代に対応する組織づくりをすすめにいと思います。電話一本で、職場に足を運びます!

神高教への思いは誰にも負けません

執行委員 小山晴美

 このたび、教員30年目、50歳を過ぎてはじめて執行委員になります。よろしくお願いいたします。現場と掛け持ちの非専従なので、あまり組合員の皆さんのお役には立てませんが、「土・日」と県北支部などの活動を中心に精一杯活動したいと思いす。まずは、現場の生の声を本部に届け、大切にしたいと思います。
 また、多忙化を解消し、やりがいのある職場環境の実現、特に若い教職員が気持ちよく、希望をもって働くことができるような職場を実現できるよう努力していきます。
 不況・貧困・格差の深刻化と以前からの公務員攻撃、特に日教組への攻撃はますます強くなっています。このような不当な攻撃と不況に対する国民の不満を公務員へ転嫁していることに対してきちんと反撃しなければなりません。労働組合の存在が重要になっています。
 県内での神高教の役割はきわめて大きいと思います。教育問題だけでなく、様々な市民団体との連携、護憲・平和運動へのとりくみは特に重要です。
 パソコンとお酒が苦手ですが、神高教を大切に思う気持ちは誰にも負けません。ともにがんばりましょう。