本文へジャンプ

ホーム > 機関情報 > 高校神奈川 > 高校神奈川 No.590

高校神奈川 No.590

2011年03月16日

2011県教育予算案

公費による教室へのエアコン設置が実現へ
―2012年の夏までに整備完了予定

 2月8日、県は2011年度当初予算案を発表しました(1兆7763億円は一般会計としては過去最大の予算規模)。
 教育予算の中では、神高教が長年にわたり要求してきた、公費による県立学校への空調設置費用が計上されました。
 この間、各学校では私費による空調設備の設置が広がっており、神高教は平等な教育条件と私費負担抑制の観点から、県に具体的な対策を強く求めて交渉を重ねてきました。

 県立高校に関連する、教育予算案の主な内容は次のようになっています。 

  • 耐震化・老朽化対策
    まなびや計画事業(07年度からの10か年計画)に約69億円(前年度▲約14億円)。工事・設計・調査等に県立高校30校が該当。
  • 特別支援教育 
    中農の敷地を活用した県央方面特別支援学校新設(16年4月開校予定)のための調査費や、分教室3校(氷取沢、川崎北、大井)の増設が予算化。分教室は既設14校と合わせて、4月から17校となります(12年度までに20校を予定)。
  • 空調設備整備 
    「子育て支援 神奈川方式」の独自事業の一つとして、高等学校等への空調設備調査設計費(約3500万円)が計上されました。事業は子ども手当の県負担分を主な財源としていますが、空調予算には一般財源が充てられています。
     2012年夏休み前までの整備完了が予定されており、県は運営費の受益者負担も考えていないとしています。設置対象となる「生徒が使用する教室」については、今後各校への調査を通して確定していくほか、冬季の暖房使用も想定されています。
     なお、現在私費で設置している学校については、買い取り・リースなどの方式ごとに切り替え方法が検討されています。2011年度からの私費での設置を検討中の学校に対しては、県教委から再検討を求める要請が発出されています。
     神高教は今後、設置対象となる「教室」の範囲のほか、図書・体育科準備室、技能員室などへの設置も継続して交渉していきます。

学校における「残業ゼロ革命」のすすめ方を具体的に示せ!

神高教「2011春闘要求書」提出

 神高教2011独自春闘がスタートしました。3月2日、園部委員長が冨田教育局長に春闘要求書を提出、3月23日に回答交渉が行われる予定です。

 提出交渉の冒頭、園部委員長は、「今回の要求書には校長への指導や徹底を求める事項が目立つ。自律的労使関係を措置する法律の成立をひかえ、こうした要求が出てくるような職場状況は問題」と述べ、「新たな学校運営組織」の検証について、あらためて必要性を指摘しました。
 また、「スーパーマン」(=文字通り超人的に働く)と「ウルトラマン」(=一定の限界に達すると力尽きる)の例を引き合いに、時間外労働のあり方が度外視されている教職員の働き方についても問題提起を行い、正規の勤務時間に一歩でも近づける努力を求めました。
 続いて、佐藤書記長が全71項目におよぶ2011春闘要求の中から、1.学校における「残業ゼロ革命」の具体的なすすめ方、2.教職員の情報アクセスを保障する機器整備、3.非常勤講師の年休付与条件拡大、4.学校への空調導入に関する協議、5.総括教諭の6割が「降任を考えたことがある」という現状(神高教アンケート結果)を踏まえたうえでの検証・協議等について、重点課題として申し入れを行いました。
 これに対し、冨田教育局長からは、「多忙化解消は課題として認識しており、実態調査(教職員からの聴取)は3月にも行う」「子どもと向き合う時間の確保は最重要課題と考える」などのコメントがありました。