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高校神奈川 No.594

2011年07月28日

脱原発・エネルギー政策の転換をめざす特別決議

 3月11日に東日本を襲った大地震と津波によって、福島第1原子力発電所は、緊急炉心冷却システムがダウンし、水素爆発が起こり、原子炉内の放射性物質が大気中や海中に放出されました。その後、メルトダウンまで起きていることが明らかになり、福島第1原発の事故は今なお、収束していません。多くの住民が自宅へ戻ることもできず、地域の産業・雇用は大きな打撃を受けています。
 今回、この事故で、改めて、原子力発電所の危険性が明らかになりました。私たちの周辺でも放射線量が上がりました。核兵器の廃絶をめざして語られてきた「ノーモアヒバクシャ」の願いは、原子力発電による被曝者をこれ以上出さないという決意の言葉になり、この事故によって新たに「ノーモアフクシマ」としても記されることになりました。
 神高教はこれまでも、原子力発電所の危険性について「原子力読本」「原子力読本partU」や、「かながわ平和通信」などで警鐘を鳴らすとともに、さまざまな関連の集会を企画し参加してきました。また、原水禁神奈川、ストッププルトニウム神奈川連絡会等の場からも、運動をつくりあげてきました。被曝二世教職員の会のとりくみを支援し、核兵器の廃絶を求め高校生平和大使を国連に送る支援などを続けてきました。
 神奈川には、米軍の原子力空母が母港として配備されています。毎年3ヶ月におよぶメンテナンスを行うなど長期にわたって停泊しており、神奈川には海に浮かんだ原子力施設があるのと同じ状態です。地震で、冷却用の電源を喪失したり、津波で冷却水が取水できない事態なども想定され、福島で起きたことと同様なことが神奈川でも起こるおそれがあります。
 今回の事故は原子力中心のエネルギー政策を推し進めてきた結果の人災です。そしてこの事故は、改めて人類と核が共存できないことを明確に語りかけています。この間も、神高教は、脱原発・ソフトエネルギーの推進を方針としてとりくみをすすめてきました。電力の膨大な消費地である都市圏の居住者として生活スタイルを見直すことが厳しく求められています。私たちは、未来の世代への責任として、今回の事故を契機に、核兵器の廃絶、県内の基地の整理・縮小・返還をもとめていくとともに、改めて、脱原発・エネルギー政策の転換のとりくみを進めていきます。
 以上決議する。

2011年7月9日
  神高教第71回定期大会