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県教委「入学者選抜制度改善方針」公表を受けての神高教見解


県教委「入学者選抜制度改善方針」公表を受けての神高教見解

2022年5月2日

 4月26日、県教育委員会会議において「入学者選抜改善方針」が決定されました。
 現行入学者選抜制度がスタートし共通選抜での「全員面接」が導入された2013年より、神高教は一貫して「全員面接の見直し」を求めてきました。さまざまな視点から問題を指摘し、現場の悲鳴や怒りの声を背景に県教委と交渉・協議をねばり強く続けてきた結果、「改善方針」に「全日制及び定時制の共通の検査は学力検査として、面接は実施しない」と明記させ、ついに2024年実施の入選から「全員面接」をなくすことができました
 今回の変更点は以下のとおりです。
  1. 共通選抜は学力検査とする
  2. 面接は特色検査に位置付け、アドミッションポリシーに基づき必要に応じ実施する
  3. 定通分割選抜二次募集を廃止し、定通分割選抜の実施時期を繰り下げる
  4. 第2次選考は実施した検査と第3学年の観点別評価「主体的に学習に取り組む態度」により行う
  5. 入選日程を現行より短縮する
 4.は「報告」に「今後、観点別学習状況の評価を入学者選抜においてより効果的に活用していく」と記載されたことを受けてのものです。「報告」がまとめられて以降、改善方針案に観点別評価の活用を盛り込まないこと、観点別評価の入力という新たな負担を増やさないことなどを県教委に申入れ、短期間に繰り返し協議を行いました。観点別評価の活用自体を押しとどめることはできませんでしたが、2次選考(10%)においてのみ「第3学年の『主体的に学習に取り組む態度』を活用する」という最小限の活用にとどめることができました。
 引き続き、全教科の完全マークシート化や中学校調査書の電子データでの送付などの改善にむけ、県教委との交渉・協議を行っていきます。