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教基法改正許すな 教職員ら2000人アピール

神奈川新聞2006年11月04日

教基法改正許すな

 横浜で集会

 教育基本法改正案について審議する衆院特別委員会を三十日に控え、教育現場などの反対の声をアピールしようという「教育基本法改悪ストッフ!10・29神奈川集会」が二十九日、横浜市中区の大通り公園で開かれた。教職員ら約二千人(主催者発表)が参加し、「改正案は愛国心を強要するもの」などと批判した集会アピールを採択した。

 県教職員組合、県高等学校教職員組合など関係団体でつくる同集会実行委員会の主催。現職教諭らが「三十人学級の実現、教育予算の拡充こそ必要」「競争を強いる教育ではなく、協力し合うことの大切さを教えることが大事だ」などと訴えた。
アピールでは、「『国を愛する子ども』づくりではなく、『子どもに愛される国』づくりを」政治に求めるとともに、「安倍政権の『教育再生会議』による上からの改革は断じて容認できない」と強調した。

 集会後は横浜・みなとみらい21(MM21)地区までデモ行進し、シュプレヒコールを上げた。集会には民主党の千葉景子、那谷屋正義両参院議員、安斉義昭県議らも参加した。
(成田洋樹)