本文へジャンプ

ホーム > 神奈川の教育情報 > ニュース > ボランティア魅力紹介

ボランティア魅力紹介

神奈川新聞2008年03月22日

横浜でフォーラム
同世代に高校生企画

 若い世代に国際ボランティアの魅力を紹介する「ユース国際ボランティアフォーラム」が23日、横浜市栄区の「あーすぷらざ」(県立地球市民かながわプラザ)で開かれる。県内の高校生34人で組織する実行委員会が企画・運営を担い、5回目の今年は参加型の内容に一新した。委員長の一宮恵さん=外語短大付属高2年=は「同世代にボランティアの楽しさ、魅力を伝えたい」と来場を呼び掛けている。
 活動の主体は外語短大付属、逗子、追浜、横須賀大津など県立、私立計8校の生徒たち。昨年夏の合宿から準備し「児童労働」「ストリートチルドレン」「温暖化」「飢餓」の4テーマに分かれて活動内容を展示・報告する。
 来場者が参加して楽しめる内容を盛り込んだのが今年の特徴。歯磨きの知識がない途上国の子供たちのために作る紙芝居の色塗りを会場で手伝ったり、ディズニーの音楽に合わせた手話を来場者に体験してもらう。基調講演は、日本青年奉仕協会事務局長の斎藤信夫さんが「私たちにできること」をテーマに話す。
 15日に開かれた実行委では、企画書を基に各班から現状報告や会場装飾の打ち合わせが綿密に行われた。4カ国の外国人留学生との意見交換会を担当する追浜高2年の柳原一貴さん(17)は「留学生との打ち合わせは残っているが、方向性は決まったので積み上げていきたい」。昨年の事務局長を務めた逗子高卒業生の真壁良さん(18)はアドバイザー役として参加。「企画は練れているし、良いものができるだろう」とフォーラムの成功に期待を寄せた。
 午前10時〜午後5時で入場無料。不要になった文具の提供も呼び掛ける。

(鈴木秀隆)