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文科省調査 教員平均年齢が過去最高

神奈川新聞2008年09月05日

小学校44.4 中学43.8歳

 全国の国公私立の小中高校や大学の教員の平均年齢が、いずれも上昇して過去最高となったことが四日、文部科学省が三年ごとに実施している教員統計調査(二〇〇七年度)の中間報告で分かった。文科省は「第二次ベビーブーム世代が学齢期を迎えた一九七〇年代後半から八○年代に大量採用された五十歳前後の教員が多い」とし、次回調査でも平均年齢は上がる見通し。

 報告によると、平均年齢は、小学校が前回調査の〇四年度比で○・三歳上昇し四四・四歳。中学が同比〇・九歳上昇で四三・八歳、高校が○・八歳上がり四五・一歳。大学は。〇・二歳上がって四八・三歳。
 教員に女性が占める割合は上昇を続けており、小学校教員は61・7%、中学校は40・3%、高校27・2%と、O・1−O・8ポイント増えていずれも過去最高だった。大学院を含めた大学の教員では18・2%だったが、学部に限ると21・2%と初めて二割を超えた。
 〇六年度の採用者数は、小学校は約二千九百人増えて約一万五千人、中学校は約千百人増えて約八千人と、いずれも増加。高校は約五百人減って約七千人だった。教員数は小学校が約三十九万人、中学校・高校が各約二十三万人だった。
 小中高校の教員の八割以上は大学卒だが、大学院修了者の割合も上がり、小学校3・O%、中学校5・7%、高校12・3%といずれも過去最高だった。