楽しく環境問題学ぶ |
神奈川新聞2009年05月28日 |
「エココンビニゲーム」で授業 エココンビニゲームの狙いは、身近にあるコンビニエンスストアを題材に、環境や地域の問題を考えてもらう内容。形式はすごろくゲームと同じだが、参加者がコンビニの経営者となり、環境や地域に貢献すればするほどもうかる仕組みになっている。合計収入額の多さを競う。 コマには細工があり、「不足しがちな野菜を多くした弁当を販売したところ好評。売り上げ十万円」といったラッキーポイントがある一方、「ガラスを割られ、損害二十万円」といった災難もある。無添加や地産地消食品を手に入れられたり、おむつ替えシート設置や個人宅配などのサービスなどの工夫を凝らすこともできる。 この日、授業でゲームを試した同校一年の若月健太さん(15)は「電気代節約のための夜間閉店や、自然に優しいエコ容器の使用は、取り入れたらいいのではと思った。ゲームからいろいろ学べて楽しかった」と笑顔。羽角教諭は「ゲームを通して問題意識を持ってくれたらうれしい」と話した。 ゲームは書店で販売されている。同団体の作製だが、売り上げは合同出版に計上される。 (松島佳子) |