さよなら原発
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神奈川新聞2011年06月12日 |
思い込めデモ行進3000人
横浜
東日本大震災発生から3ヵ月の節目を迎えた11日、日本各地で「6.11脱原発100万人アクション」と称し、原子力発電所反対を訴えるイベントが行われた。横浜市中区ではJR桜木町駅前を出発し、山下公園までをデモ行進する「さよなら原発ウォーク」
が開催され、約3千人(主催者発表)が参加した。また、秦野市などでも関連活動が実施された。
桜木町駅前から行進が始まったのは午後2時前。「放射能から子どもたちを守れ」「日本に原発はいらない」…。思い思いのメッセージを書いたプラカードを掲げ、東京電力神奈川支店前を通り、山下公園までの道のりをシュプレヒコールを上げながら歩いた。
反原発活動に力を入れる俳優の山本太郎さん(36)は、開演が近い演劇の稽古前に駆け付け、「10分でもいいから参加したかった」。マイクを向けられ、「原発はこの国には合わない。これだけの事態になっているのに国が何も解決策を示さないのは、利権や金が関係しているとしか思えない」と鋭く批判した。
大磯町の自営業土田正人さん(62)は、初めてデモに参加した。「どこかできちんと声を上げないと、何も変わらない。自分の気持ちを表明するために来た」。小田原市の自営業加門史裕さん(51)は、インターネットてせデモを知った。「あれだけのことが起きて、今まで通りに原子力政策を唱える人の意味が分からない」とエネルギー政策転換を訴えていた。(佐藤将人)
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