文部科学省は14日、小5と中2の全員を対象に、4〜7月に実施した2013年度全国体力テストの結果を公表した。体育の授業を除く1週間の運動時間を中2女子の23・5%が「ゼロ」と答え、3年前より6・2ポイント増えた。小5の男女、中2男子も増加し、運動しない子どもが増えている実態が明らかになった。
■全国平均下回る県内■
文部科学省が14日に発表した「全国体力テスト」の結果によると、県内公立学校の小学5年(859校)と中学2年(411校)の男女それぞれの体力合計点は、いずれも全国平均を下回った。
県内の小学5年は男子が52・85点(前年52・86点)、女子が52・55点(同52・52点)。中学2年は男子が40・04点(同40・20点)で、女子は45・86点(同46・02点)だった。
種目別で全国平均を上回ったのは、小学5年は男子の握力、長座体前屈、50メートル走。女子は長座体前屈だった。
一方、中学2年はすべての種目で全国平均を下回った。県教育委員会は「生活習慣や交通の利便性、外遊びの環境の違いや、運動する生徒としない生徒の二極化が進んでいることなどが影響している」と分析している。