本文へジャンプ

ホーム > 神奈川の教育情報 > ニュース >船や魚 航海で学ぶ

船や魚 航海で学ぶ

神奈川新聞2016年08月04日

小中学生 湘南丸に体験乗船

 海に親しんでもらおうと、三浦市内の小中学生約30人が3日、県立海洋科学高校(横須賀市長坂)の漁業実習船「湘南丸」(菅原敬船長)に体験乗船し、相模湾を航海した。「三浦市こどもの船」と題するイベント。市教育委員会などの主催で37回目。
 複合施設「うらり」(三浦市三崎)で出航式が開かれ、石垣隆副校長が「三浦市とは深い縁で結ばれている学校。将来船や魚のことなど学びたい人がいたら、入学してほしい」とあいさつした。式後、児童らは三崎港から乗船。出航前には同船が釣ったメバチマグロの解体をデッキで見学した。
 航海では同校生徒らに案内されて児童らは操舵室など船内を見て回った。採取したプランクトンを虫眼鏡で観察したり、海の透明度を調べたりと、海洋観察の実習を体験した。
 参加した小学5年の大谷龍生君(11)は「プランクトンは小さくてかわいく、観察するのは面白かった」と話していた。(鴻谷 創)