本文へジャンプ

ホーム > 神奈川の教育情報 > ニュース >中学教科書 育鵬社を継続

中学教科書 育鵬社を継続

神奈川新聞2019年08月01日

藤沢市教委 来年度使用「教員らの負担軽減」

 藤沢市教育委員会は31日の臨時会で、市立中学校で2020年度に使用する教科書について、16年度から使用している現行の教科書を、道徳を除く全教科で引き続き採択した。
 新学習指導要領が21年度に全面実施されるため、20年度は移行期間とし、市教科用図書採択審議委員会が7月、1年間のみの使用であることなどを踏まえ「採択替えする必要はないと考える」と平岩多恵子教育長に答申していた。
 採択は、平岩教育長と教育委員4人による合議制で行われた。臨時会で平岩教育長は「生徒や教員の負担軽減を考えると、現在使用している教科書を採択することが良い」との考えを示し、教育委員からも異議は出なかった。
 現行の教科書では、歴史と公民に保守色が強く歴史認識をめぐる記述で論争もある育鵬社版が使われている。15年度の前回は前々回に続いて育鵬社版を採択し、市民団体などから批判が出ていた。(宮崎功一)