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部活の「特例」方針告知

神奈川新聞2020年06月02日

県教委、高校3団体に

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の解除を受け段階的に再開される県立高校・中等教育学校の部活動について、県教育委員会は1日までに、県高校体育連盟(県高体連)など関係3団体に「再開日程にかかわらず、特例的に対外試合を実施できる」などの考え方を告知した。高校3年生の思いを受け止めた対応策で、今後、各団体に大会などの開催意向がある場合は相談に応じる。
 桐谷次郎教育長が、県高体連と県高校文化連盟、県高校野球連盟の3団体でそれぞれ会長を務める県立高校長に伝えた。
 県教委によると、再開ガイドラインで示した対外試合など校外活動を行わないとする期間中、3年生のために(1)中止された全国大会地方予選の代替大会や競技会(2)大会準備のための練習試合―などを関係団体が開催する意向がある場合に、相談に応じる。文化部門は、インターネットを活用し7月〜8月に高知県で開かれる予定の全国高校総合文化祭などを想定している。
 県教委は、今後、各関係団体が代替大会などの開催可否や日程、方法を安全対策を含めて検討する、としている。
 校外での部活動についてガイドラインは、「通常登校」となる8月31日から認めるスケジュールを組んでいた。一方、生徒、特に3年生の思いを受け止めて安全・安心と両立していくことを考えていく、としていた。(藤塚正人)