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県教委「いのちの授業」作文

神奈川新聞2021年12月09日

大賞に向井さん母子

 第6回「いのちの授業」大賞表彰式が8日、県庁大会議場で開かれた。県内の小中高らが学校や家庭、地域で「いのち」について考え学んだことをつづった作文を県教育委員会が募集した。計1万530編から受賞作10編が選ばれ、筆者の児童・生徒と授業実践者に賞状が贈られた。
 大賞(知事賞)は、川崎市立金程小学校1年、向井裕祐さんの「いのちについてかんがえたこと」が選出された。
 「ぷう」と名付けた猫の死から、命について母親の裕美さんと話し、考えを深め合った。「ずっといっしょにいられないということをぷうにおしえてもらいました」「こころのなかやおもいでのなかでは、ずーーーといっしょ」と記した向井さんは「『ぷう』を喜ばせたいと思って書いた」という。裕美さんは「鮮明に思い出すことができる文章で、温かみもある。形に残せて家族にとっても宝物になる」と話す。
 黒岩祐治知事は「命は終わりがあるが、誰かの心の中に生き続けるという素晴らしいメッセージが描かれている」と評価。賞状を向井さん母子に、それぞれ手渡した。
 黒岩知事や県教委委員らが審査し、表彰式は感染防止対策を講じて賞状の授与、記念撮影を行った。事前収録した受賞者インタビューなどは後日、学校関係者らにオンラインで限定配信する。(報道部)


他の受賞者(筆者、授業実践者)は次の通り。(敬称略)
【教育委員会賞】上口絆愛(横須賀市立追浜小3年)、上口優花
【神奈川新聞社賞】山田侑眞(箱根町立箱根の森小4年)、四宮健太
【tvk賞】土田瞳(茅ヶ崎市立北陽中1年)、原田和子
【県PTA協議会会長賞】寺瀬愛(川崎市立向丘小6年)、寺瀬秀夫
【ともに生きる社会かながわ憲章賞】市川心結(逗子市立逗子小5年)、市川真菜美
【優秀賞】黒嵜美玖(県立港北高2年)、山本良子◇跡田幾也(県立津久井高3年)、上村圭、渡辺一史◇山ア康平逗子市立逗子小6年)、服部誠◇栗田藍海華(平塚市立吉沢小5年)、栗田智美