新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大を受け、県、横浜、川崎市の教育委員会は27日、2月3日の公立中高一貫校5校の検査を受験できなかった感染者と濃厚接触者を対象に、特例の追試験を同23日に共同で行うことを明らかにした。
対象校は、県立2校(相模原、平塚中等教育学校)、横浜市2校(横浜サイエンスフロンティア高、南高付属中学校)、川崎市1校(川崎高校附属中学校)。いずれも当初の募集定員とは別枠で対応する。
対象者は2月3日午後1時から同3時までに志願先に電話し、同16日午前9時から午後3時までに申請書を直接提出する。共通問題による検査は同23日に県立総合教育センター(藤沢市)で行われる。合格発表は同28日で、正午までに個別に連絡する。
3教委とも「受験できない場合でも地元の公立中学校への進学機会が保障されている」などとして追検査は予定していないとしていたが、感染拡大で方針を転換した。(成田 洋樹)
県内5959人感染 過去最多
新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で27日、1人の死亡と、新たに10歳未満〜100歳以上の男女5959人の感染が確認され、1日当たりの新規感染者数は過去最多を更新した。県内で5千人を超えるのは2度目で、これまで24日の5276人が最多だった。
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県教育委員会は27日、感染者確認に伴う県立学校169校の1週間の臨時休校の状況を公表した。24日は3分の1に当たる58校が、27日までの1週間では1日ごとの集計で延べ213校が、臨時休校した。
相模原市教育委員会は同日、緑区の市立小学校1校で複数児童の感染が判明し、30日まで学校閉鎖すると発表した。
在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は27日、基地関係者10人の感染が確認されたと発表した。
(報道部)