県教育委員会は27日、公立高校入試の追検査の対象に、月経痛に伴う体調不良を含める方針を明確化したと発表した。月経痛や月経前症候群(PMS)も対象になるとする文部科学省の通知を受けた措置。現在の中学3年生が受験する2024年度入試から適用する。
これまで新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは対象だったが、生理は明確になっていなかった。
中学校が関係書類を志願先に提出する際、診断書は不要とする。県教委は追検査の対象者や手続きなどを紹介するリーフレットを作成し、周知する。
公立高校入試の学力検査などは来年2月14日、追検査は同20日にそれぞれ行われる。(成田 洋樹)