県教育委員が2024年度の公立高校入試から導入したインターネット出願システムで、不具合が起きていることが15日までに分かった。志願者登録時に申請したメールアドレスの末尾が「@gmail.com」だと、登録画面に進むための案内メールが志願者に届かないといい、県教委は別のアドレスを使うよう呼びかけている。
県教委高校教育課によると、4日から志願者登録の申請を受け付けたが、9日になって案内メールが届かないとの問い合わせが相次いだ。システム開発会社と対策を協議しているが、15日午後9時現在、解消には至っていない。県教委は別のアドレスで申請するよう呼びかけるとともに、不具合が起きる前に登録できた場合でも、再発防止のために別のアドレスに変更するよう促している。システムの稼働状況をホームページで随時公表している。
共通選抜の出願期間は24日から31日まで。ネット出願の対象となる2月の検査は例年約5万人が受験している。(成田 洋樹)