県内高校の2026年度入試で、全日制の募集定員が公立、私立とも前年度より50人程度増える見通しになった。公立中学校を卒業し、全日制高校に進んだ生徒の割合を示す「全日制進学率」が4年連続で目標の90%台を下回っており、現行の定員を維持しても目標に届かないため、とちらも上積みした (成田 洋樹)
県教育委員会と県私立中学校協会の実務者らでつくる「県公私立高校協議会」が26日開かれ、全日制の募集定員の目標を、公立で3万9350人、私立で1万4950人にすることを決めた。県教委によると、来春の公立中学卒業予定者は横ばいの6万6339人。9月5日に開かれる「県公私立高校設置者会議」で正式に決定する。
25年度入試では、卒業予定者が約750人減る見込みだったため、目標定員を公立で前年度比550人減の3万9300人、私立で50人減の1万4900人とした。だが公立は定員割れの学校があったことなどから814人届かず、私立も127人下回った。
その結果、同年度の全日制進学率は0・3ポイント減の87・9%で、90%をまた切った。内訳は県外の高校に進学した生徒らを除き、公立が0・4ポイント減の58・0%、私立が0・6ポイント増の22・3%だった。定時制は0・1ポイント減の1・9%だった。
一方、通信制は9年連続で上昇した。不登校の生徒らの「受け皿」として自分のペースで学べる利点があり、都道府県をまたいで募集する私立広域通信制高校の存在感が増している。
26年度入試で公立、私立とも目標を達成すれば、全日制進学率は90・0%になる見込み。ただ卒業予定者に占める全日制の希望者数自体が3年連続で90%を割っており、達成の見通しは立ってない。