1.臨教審の教員管理の強化策
2.中教審答申における教員管理の強化策
・既設校を新しいタイプの高校にするためには=教職員の現状肯定的な意識の改革と特色ある学校作りに向けた校長のリーダーシップが特に重要であり,これを支援する方途を講ずる必要がある。 |
・校長がリーダーシップを発揮し,校長を中心とした全教職員一丸となった協力体制 ・校長に優秀な人材を登用,若手教師の管理職への登用,校長の在職期間の長期化 |
・教育委員会の政策立案,実施機能を高め教育委員や教育長の待遇改善を図る。 |
・経験年数に応じた研修の体系化や,長期研修の機会拡大,研修の内容を効果的なものとする。 |
3.新たなる勤評につながる危険な顕彰制度
・指導困難校にあっては生徒の興味や関心に即応し学習意欲を高めるために様々な工夫が必要であろう |
・学校間における『格差』『序列』が日本の教育における最大の病理 |
1.“総合的な学科”の新設
(1)学科制度の再編成 高等学校は,普通教育を主とする学科(普通科)と専門教育を主とする学科(専門学科)とに分れている。 普通科については,卒業後に就職する生徒も少なくないにもかかわらず,大学進学型の教育課程が編成 されているところが多く,就職する者に対する職業教育は不十分なものとなっている。(中略) 一方,今日のように技術革新の進展等に伴い産業・就業構造が大きく変化している時代にあっては,将来の職業に明白な展望が持ちにくいなどの理由から,生徒が進路決定を先送りしている傾向がみられる。また,こうした変化の下では,従来の特定の職業のための職業教育だけではなく,あらゆる職業に共通の実際的な知識・技術を習得させることが求められている。 このような現状を踏まえて,現在の普通科と職業学科に大別されている学科区分を見直し,普通科と職業学科とを総合するような新たな学科を設置することが適当と考えられる。 この新たな学科は,今後,高等学校の整備・再編を進めるに当って,職業学科を転換したり,普通科における職業教育の充実をより一層推し進める形で設置していことが適当であろう。 |
2.学校連携について
答申の教育内容・方法のところの高等学校間の連携で
「……個々の高等学校における措置や高等学校間の協力・連携だけでなく,専修学校等との連携を図ることも検討すべき課題として取り上げる必要がある。………」 「高等学校以外の教育機関で行なわれる各種の多様な教育のうち適切なものについては………高等学校間の協力による科目の履習に準じて,他の教育機関との連携による履習を認めるようにする。………」 |