《日本語》[1]文学作品を鑑賞する(読書感想文・感想を語る) (1)井伏鱒二「黒い雨」、原民喜「夏の花」、大田洋子「屍の町」、井上光晴「明日」等 (2)峠三吉「人間をかえせ」、栗原貞子「ヒロシマというとき」、正田篠江「さんげ」、(3)被爆体験記・吉川清「『原爆一号』といわれて」、福田須磨子「われなお生きてあり」、調来助・吉澤康雄著「医師の証言・長崎原爆体験」、(4)ルポ:朴壽南「もうひとつのヒロシマ」等
[2]平和の表現―詩・評論等の創作 [3]自己の考えや思いを話したり書いたりして表現すること。外国人生徒への日本語学習保障
《非母語》(1)英語以外にアジアなどの言語を加える。 外国人生徒に母語学習を保障
(2)英語教材による平和学習 (3)非母語で平和宣言文を書く。 (4)米軍情報の収集・調査
芸 術 系
平和(戦争)をテーマとして制作された作品の鑑賞とその制作の背景を探る。丸木位里・とし「ひろしまのピカ」「原爆の図」、ピカソ「ゲルニカ」、儀間比呂志「りゅう子の白い旗」、ハンス・ヴィルヘルム「トラップ一家物語」、絵画記録「テレジン強制収容所」等(音楽、書道、工芸などにおいても同様の試みが可能)
平和を表現した作品制作(美術・音楽・書道・工芸・文芸等)
こ こ ろ と か ら だ の 健 康 学
[1]放射線の生物・人体への影響 (1)放射線の単位 (2)放射線の生物への影響 (3)放射線障害 (4)放射線許容量の考え方 (5)身の回りの放射線 (6)食物連鎖と生物濃縮 (7)体内被曝と異常出産 (8)世界の被曝者たち(核実験被害者・人体実験被害者・原発事故被害者・湾岸戦争後遺症兵士等)(9)核実験・核艦船海洋投棄・原発の広がる放射能汚染 (10)遺伝子への影響 (11)増大するガンの発生と低量被曝 (12)放射線と医療
[2]戦争のもたらす心の障害
ワ ー ク ・ ア ン ド ・ ラ イ フ 系
[1]技術思想と技術(政治・経済の論理と科学の応用)・平和産業と軍需産業
[2] 兵器製造と技術の「発達」
[3]コンピュータ―の発達とハイテク技術と現代の戦争体系
[4] 戦争と生活 (1)日本の戦時中の生活 (2)現代世界の紛争地域の生活
教 科 外 活 動
[1]研修旅行[修学旅行] (1)広島[平和祈念公園・原爆資料館・記念館・本川小学校資料館/大久野島毒ガス資料館等]見学、被爆者による講演、碑めぐり、被爆した樹木を訪ねる、被爆建物を訪ねる (2)長崎[平和公園・爆心地公園・長崎原爆資料館・浦上天主堂・如己堂等]見学、被爆者による講演、碑めぐり、被爆した樹木を訪ねる、被爆した建物を訪ねる (3)沖縄[沖縄県平和祈念資料館・平和の礎・魂魄の塔・ガマ・ひめゆり平和祈念資料館・ヌチドゥタカラの家・南風原文化センター・嘉手納基地等]見学、沖縄戦体験者による講演
[2]身近な戦争を掘り起こすツアー (1)神奈川県内の米軍基地・厚木基地の夜間離発着訓練の騒音体験・米軍機墜落記念平和の母子像・登戸研究所など (2)東京大空襲・横浜崎空襲の跡地 (3)第五福竜丸資料館・平和博物館等
[3]生徒会:平和に関するテーマを生徒会が取り上げて、講演会や展示等を開催、学年の修学旅行委員が資料展示や、ビデオ上映を行う。
[4]学年行事 (1)学年だより等資料を作る。 (2)映画(ビデオ)観賞会・感想文[「予言」、「人間をかえせ」、「黒い雨」、「原爆の子」、「「第五福竜丸」、「コルチャック先生」、「シンドラーのリスト」、「ピカドン」、「明日」等」 (3)修学旅行事後学習としてのレポートと文集作成
[5]自治活動の活性化:学級・学年・生徒会・部活動の民主的な運営、民主的議事進行法を学ぶ[「民主主義の訓練」]
[6]図書館の平和(原爆)コーナー設置、「戦争と平和のブックリスト」等作成、広島・沖縄等の新聞を取り寄せて、スクラップを作る。
[7]部活動による平和学習・活動:社会科学研究部、平和クラブ、部落研究部、原爆研究部、放送部等[広島]
[8]個別の高校生の共同学習と活動。